テスト直しの時、間違えた問題だけを見直しすればいいと思っていませんか?
実はそうではありません。
間違えた問題を見直しすることはもちろんですが、
たとえ間違えた問題だけを完ぺきに理解したとしても、
同じテストで100点取れる子はそういません。
なぜなら、正解した問題の中にもしっかり理解できていない問題や、勘で正解した問題があるからです。
そういった問題は2度目のテストでは間違える可能性が高く、
また、大事なポイントを含んでいることも少なくありません。
なので、見直しはいかに短い時間で、全体の問題を見直すかが大事になります。
フォローアップの先生は大事なポイントをしっかり理解させることができます。
指導前・・・もちろん当たり前のことですが、予習はかかしません。
ポイントの整理を行った上で、指導にのぞみます。
指導中・・・指導が始まるとまず、「課題提示」を行います。
まずはじめに今日のポイントと目標を伝えるのです。
例えば、「今日は、三角形の合同条件を3つ覚えよう!」など、はじめに大事なことと目標を伝えることによって、生徒さんは指導の意味を理解し集中します。
そして、その今日のポイントを指導中に何度も確認します。
なぜかというと、それは「人は忘れる生き物」だからです。
みなさん、「エビングハウスの忘却曲線」って知ってますか?
これは人がどれぐらいのペースでものを忘れていくかというデータのことです。
それによると人は、一度覚えたことを20分後に42%忘れ、
1時間後に56%を忘れ、
1日後には74%を忘れ、
1週間後には77%を忘れ、
1ヶ月後には79%を忘れるとあります。
身近なことで言うと、「晩御飯」です。
昨日の晩御飯のメニューは何か言えても、1週間前のメニューを言える子はほとんどいません。
晩御飯を作ったお母さんでさえ忘れているケースも少なくありません。
それは晩御飯について復習をしていないからではないでしょうか。
逆に、しっかり復習できていることで言えば、「自分の名前」ですね。
自分の名前については人生の中で何度も言ったり書いたりすることをしてきたので忘れることはないでしょう。
簡単に言うと、学校の授業を聞いている最中に、ものを忘れ始めて、終わった後には半分のことを、次の日には7割以上のことを忘れているのです。
では、その忘れていくことをいかに忘れにくくするか。それは「復習」をすること。
フォローアップの先生は指導中、何度もポイントを確認し、反復することでポイントをしっかり定着させるのです。
教科によって、予習向きな科目と復習向きの科目が色々あります。
たとえば、英語は予習向き、数学は復習向きなどです。
英語などの場合、多くの学校では、1つの単元に何時間もかけて指導していきます。
その為、毎回の予習がしやすく、単元を覚える時間もたっぷりあります。
この間に過去の単語などの復習もかねて行っていけば、
指導もスムーズに行うこともでき、点数UPも安易にできます。
一方、数学は復習型の勉強法が効果的です。
予習は軽く済ませ、後は毎日の授業のたびに
ポイントを確認しながら指導すれば結果はおのずと出ます。