やる気

勉強を始める方法

普段なかなか自主学習を始められない子はいませんか?
そういったお子さんのために、勉強を始める方法があります。
それは「帰ったらすぐ机に座ろう!」です。
ほとんどのお子さんは、自主学習を「しない」のではなくて「始められない」のです。
つまり机に座ることができないのです。
一度、家でくつろいでしまってからでは、なかなか「よし、勉強しよう!」と
なりづらいもの。 では、帰ってすぐ机に座ってしまえば案外、勉強はできます。
ポイントは、帰ってから机に向かうまでの間に「何もしない」ことです。
かばんを降ろすのも机に座ってから。
リビングにも行かず、家に帰ったらすぐに一目散に机に座りましょう。
このやり方で家での勉強習慣がついたお子さんは
フォローアップではたくさんいらっしゃいます。

そもそもやる気になるタイミングとは

やる気になるタイミングとはいつなんだろう?
そうお考えの方も多いかもしれません。
一般的には、
新学期、学年が上がるタイミング
教科書やノートが新しくなったとき
ちょっと頑張って、その頑張りが点数に繋がったとき
新しいお勉強方法に出会えた時
夢や目標が見つかった時
などなど、さまざまなタイミングがあると言われています。
部活引退してからやりだす子がいると聞きますが、平均点以下のお子さんの場合は、
それはやる気ではなく、「焦り」ではないかと思われます。
勉強が苦手なお子さんには、やる気のきっかけ作りが必要です。

やる気になれないのはなぜ?

急に朝起きて、勉強やりたい!頑張るぞ!!
となればいいのですが、なかなか難しいですよね。
勉強が苦手になっているお子さんは、何が分かっていないのか、
これからどれだけのことを勉強しなくてはいけないのか、
頭のどこかではぼんやりは分かっているけど・・・なかなか取り掛かれない。
となってしまっている子が多いようです。
まずは
1科目ごとに分かっていない単元を洗い出すこと。
そして
高校入試を迎えるまでに、どれだけの勉強量があるのかをしっかり把握すること。
それから
自分にあったやり方で無理のないスケジュールを作ること。
部屋の片づけと同じで、取り掛かってしまえばドンドンやりたくなる感覚を
少しでも感じてもらえたらと思っています。

フォローアップでは例えば、中学1年生の最初に、
高校入試の過去問を解いてもらったりすることがあります。
過去問を少しやってみて、
出来たりするとお子さんたちは少し高校入試のイメージが湧くようです。

勉強のイメージを変える

家庭教師や塾の講師が勉強を一生懸命教えるのは当たり前のことです。
英単語の覚え方や、数学の連立方程式の解き方のコツなどテクニックの部分も
大事だと思います。しかし、その前に大前提になることがあります。
それは、
お子さんが持っているお勉強に対するイメージ、意識を変えてあげることです。
「勉強ってめんどくさいなぁ・・・。大っ嫌い!!」と思っているお子さんに対して、
いくら必死に機嫌をとりながら教えても成果は上がらないでしょう。
私たちフォローアップは、指導する際に、「実はお勉強ってそんなに難しくないんだよ」ということを根気強く伝えていくことに力を注いでいます。
そのためには、苦手科目を克服するのもいいのですが、得意科目や、得意な分野を
伸ばして「できた!」という実感を、お子さんにたくさん感じてもらうほうがいいかもしれません。
勉強を大好きになってもらうのは正直難しいかもしれませんが、
しんどいものではないんだなと気づかせてあげる自信があります。